
産地・農家
なぜ深谷ねぎは甘いのか。利根川の土と、冬の太陽。
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ABOUT FUKAYA NEGI
深谷ねぎは、埼玉県深谷市を中心につくられている白ねぎです。かつて利根川の氾濫で運ばれた肥沃な土と、冬でも長い日照時間。この土地ならではの環境が、太く長い白身と、ぎっしりつまった甘みを生み出します。

ABOUT FUKAYA CITY
埼玉県北部に位置する深谷市は、近代日本経済の父・渋沢栄一の生まれた地としても知られています。利根川流域に広がる農地で、古くから農業が営まれてきました。深谷ねぎは、この土地の暮らしとともに育ってきた野菜です。
海はない。
山もない。
賑やかな商店街があるわけでもなく、観光名所もない。
平々凡々とした、普通の田舎町。
大人になると、クラスメイトの大半は外へ出てしまう。
私の育った深谷は、そんな街でした。
夏は日本有数の暑さにうなされ、
(正直なところ、熊谷よりも暑いのではないか)
冬は赤城おろしが強すぎて、
自転車は漕ぐより押して歩いたほうが速い。
クルマがなければ、暮らしていくこともできない。
とても不便な場所なのに、なぜだろう?
この街が大好きだ。
おせっかいにも程があるご近所さん。
お金がなくても、
お裾分けでだいたいのものは手に入る。
もらった野菜は、めちゃくちゃ旨い。
近所で火事があれば、
みんながホースを持って走り回る。
野次馬もたくさん集まるけれど、
本気で心配して、手を貸してくれる。
地域の集まりや会合を、
煩わしく感じる人もいるでしょう。
新しく引っ越してきた人なら、
なおさらかもしれません。
年々薄れつつあるけれど、残していきたいのです。
人々の営みを。
文化を。
私の大好きな故郷を。